【RVパークとは？】車中泊キャンプ初心者のための特徴と選ぶポイントを解説！

車中泊キャンプに興味があるけど、どこで泊まればいいのか悩んでいませんか？車中泊専用の場所が必要なのか、それとも他のキャンプ場で十分なのか、初めてだと迷うことも多いはずです。

そんな時に便利なのが、RVパークです。設備が整っていて、初心者でも安心して快適に過ごせる場所なんです。

このブログでは、RVパークがどのような施設で車中泊キャンプにどんなメリットがあるのか、そしてどのように準備をすればいいのかを詳しく解説していきます。

この記事を読むことで、RVパークの選び方や使い方が分かり、安心して車中泊を楽しむための知識が身につくはずです。車中泊キャンプをこれから始めようとしているあなたに、ぜひ読んでいただきたい内容です。

RVパークとは車中泊のための駐車場

RVパークとは、主に車中泊やRV（Recreational Vehicle：キャンピングカー）を利用する人々のために設けられた専用の宿泊施設です。近年、乗用車での車中泊の人気が高まっており、それに伴ってRVパークも増えています。

通常のキャンプ場やオートキャンプ場とは異なり、車でそのまま泊まることを前提に作られた施設です。RVパークの基本的な特徴は主に以下のとおりです。

コスパが良い

キャンプ行為を目的にしたキャンプ場と違い、RVパークは基本的に駐車場を目的としているため利用料金が比較的に低く設定されています。そのわりには設備が整っているRVパークも多く、下調べをすればお気に入りのRVパークを見つけることができます。

車中泊キャンプの総額を抑えられると、年間の頻度も重ねられるので気にしたいポイントの一つです。

ゆったりできる駐車スペース

キャンピングカーが駐車できるほどの広めのスペースが確保されているので、乗用車での車中泊ではゆったりしたスペースが確保できます。空いているスペースにタープやテントを設営してキャンプ行為を楽しみます。

RVパークによってはテントの設営や焚き火などのキャンプ行為が禁止されていることもあるので確認しておきましょう。

外部電源が使える

キャンピングカーや車中泊用の車に電源を供給できる設備があります。寒い時期にはホットカーペットなどの暖房を使用でき、暑い夏にはサーキュレーターやクーラーを使用することもできます。

ポータブル冷蔵庫やIHコンロなどの調理器具を使うこともでき、車中泊の生活が格段に快適になります。

整った水道設備

車中泊を快適にするために、水場やトイレが完備されているRVパークがほとんどです。RVパークの利用者共有で清潔に保たれていて衛生面でも安心です。車の中で調理をする場合も環境が整っているため、長期間の滞在にも対応できます。

RVパークの近隣に温泉や入浴施設がある場所も多くあり、一部のRVパークではシャワー設備があるところもあります。

ゴミや汚水の処理

旅先で出たゴミを適切に処理できる設備が設けられていることが多いです。ゴミは持ち帰って各自治体のルールに基づいて処理する方法もありますが、多くのRVパークではゴミ処理サービスがあり面倒なゴミの片付けもスムーズにできます。RVパークによっては料金がかかる場合もあります。

これらの設備が整っているため、初心者でも安心して快適に車中泊を楽しめるのがRVパークの大きな魅力です。

初心者向けの車中泊キャンプの詳細は【初心者向けの車中泊キャンプ】で解説しています。

RVパークと他の宿泊施設との違い

車中泊ができる施設はRVパーク以外にもありますが、それぞれ特徴が異なります。RVパークと他の宿泊施設との違いは主に以下のとおりです。

キャンプ場やオートキャンプ場

通常のキャンプ場やオートキャンプ場は、主にテント泊がメインです。車中泊ができる場所もありますが、電源や水道設備が整っていない場合が多いです。駐車場に車を停めてキャンプサイトまで荷物を運ぶ場合もあり、キャンプ場を選ぶ場合は乗り入れ可能か確認が必要です。

RVパークは車中泊をするために設計されているため、より快適な設備が整って初心者でも手軽に利用できるという点が大きな違いです。

道の駅

道の駅も車中泊に利用されることが多いですが、基本的には休憩施設であり仮眠を取ったり長距離運転の休憩することを目的にした施設で、宿泊を目的としていないことがほとんどです。

自動販売機やトイレはありますが、シャワーや電源などの設備は少なく長期滞在には向いていません。大型トラックなども仮眠や休憩している場合もあるので車中泊キャンプとして楽しめる環境ではありません。

もちろんキャンプ場やRVパークなどの施設ではないので、早朝に近隣の住人が集まってラジオ体操が始まることもあります。終わるまで車が移動できないことも。

RVパークはその点、宿泊専用に作られているため、静かに安心して泊まることができ、ゆっくり清々しい朝を迎えることができます。

河川敷

基本的に、一般の河川敷での車中泊やキャンプ行為は自治体などの許可を必要としないため、気軽に車中泊キャンプを行うことができます。ただし、火気厳禁なことも多く、トイレや水道の設備が整ってなかったり衛生面の問題が出てきます。何より防犯などの安全性は一番気にするべき点です。

車中泊キャンプを楽しむための場所選びについての詳細は【車中泊キャンプを楽しむ場所は？】で解説しています。

予約の必要性と確認事項

RVパークを利用する際は予約が必要になります。人気のある場所や週末、連休中は早めに予約をしておくことをおすすめします。事前に設備や料金を確認し、必要な持ち物を準備しておくとスムーズです。まずは管理棟で受付を済ませ、駐車スペースを確認してから車を停めます。予約前に確認したいポイントは主に以下のとおりです。

RVパークのメリットとデメリット

メリット

RVパークを利用することで得られるメリットはたくさんありますが、特に初心者にとって嬉しいポイントをいくつかご紹介します。

設置されている設備の快適性

車中泊をする際は特に大切なのが快適さです。RVパークでは電源が利用できるため冷暖房の使用も可能。トイレやシャワーが完備されている施設もあるので、体を清潔に保つことができます。

テント設営の手間がなく、車中泊の準備も比較的簡単です。天候に左右されにくいため、キャンプ場よりも快適に過ごせます。自然の中でのキャンプでありながら、まるで家にいるかのような快適な空間を確保することができます。

野生動物や防犯などの安全性

RVパークは指定されたエリアであり、管理されたスペースで宿泊できるため、他の車中泊利用者や観光客とのトラブルも少なく、セキュリティ面でも安心です。

管理人が常駐している施設も多く、初心者でも不安なく利用できる環境が整っています。明るく清潔な設備が揃っているか確認しましょう。

交通や連泊の利便性

場所によっては観光地の近くにあるRVパークも多く、観光とキャンプを両立できるのも大きな魅力です。移動の手間を最小限に抑えつつ、旅行とキャンプを楽しむことができます。

一部のRVパークでは、数日間の滞在も可能で、観光の拠点として利用することができます。

デメリット

車中泊に最適なRVパークですが、いくつか知っておくべきデメリットもあります。ここでは車中泊キャンプをする場合に気をつけるべきデメリットを挙げます。

キャンプ行為ができるRVパークが少ない

基本的にRVパークはキャンピングカーなどが車中泊するために設計されたスペースで地面がアスファルトやコンクリートの施設も多くテントや焚き火ができないRVパークも多くあります。

車中泊キャンプを目的にRVパークを探す場合はテントや焚き火が可能かを確認する必要があります。

知らない人が見たらただの駐車場

一見知らない人が見たら駐車場でテントを設営して焚き火をしている異様な光景に映るかもしれません。施設によっては一般道に面したRVパークもあります。

気になるRVパークがあれば公式サイトから外観を確認したり、 GoogleMapでRVパークを指定して近辺の画像を確認するのも良いでしょう。

条件次第ではキャンプ場の方が車中泊キャンプを楽しめる

RVパークは基本的には車中泊を楽しめる駐車場なので、より自然に囲まれた空間を楽しみたいのなら乗り入れ可能のオートキャンプの方が満足度は高いです。

比較的に利用料金が低く設定されているRVパークですが、施設によってはキャンプ場より値段の高いRVパークもあります。

いろいろRVパークを利用してコスパ良く、自然を楽しみながら車中泊キャンプのできるお気に入りの施設を探すのも車中泊キャンプの楽しみかたの一つです。

初心者がRVパークを選ぶ際のポイント

RVパークを選ぶ際、初心者はどのような点に注意すればよいのでしょうか？初めてRVパークを利用する際は以下のポイントを押さえておくと、失敗しない選び方ができます。

料金

料金は重要なポイントです。施設によっては有料のRVパークもあれば、無料で利用できる施設もあります。しかし、設備の充実度や立地によって料金が異なるため、予算に合わせて選ぶことが大切です。無料の施設は設備が少ないことも多いので、その点も考慮しましょう。

RVパークの料金を抑えられれば車中泊キャンプの回数を増やしたり、近辺の観光やご当地グルメに割り当てることもできます。

キャンプ行為の可否

車中泊キャンプを楽しむためには、焚き火やテント、タープの設営が可能の施設を選びましょう。施設によっては火気厳禁の場所もあり、車内でポケットストーブやガスコンロの使用が禁止されている場合もあるので確認は必ずしましょう。火気厳禁の施設ではポータブル電源や外部電源でIH機器で調理をしましょう。

設備の充実度

初心者のうちは、なるべく設備が整ったRVパークを選びましょう。特に、トイレやシャワーの有無は重要です。電源も使えるかどうかを事前に確認しておくと、現地で困ることがありません。設備が充実していればいるほど、安心して過ごすことができます。

アクセスの良さ

自宅からの距離や目的地までのアクセスを確認しましょう。初めての車中泊キャンプの場合、あまり遠くに行くと疲れてしまうことがあります。近場で、なおかつ観光地や主要道路の近くにあるRVパークを選ぶと移動のストレスも少なく楽しみやすいです。

RVパークで快適な車中泊をするための準備

快適な車中泊をするためには、事前にしっかりと準備をしておくことが大切です。以下に、RVパークで必要になるアイテムとその準備方法をご紹介します。

電源ケーブルや延長コード

RVパークでは電源が使える場所が多いですが、車内に電源を引き込むためのケーブルが必要です。十分な長さの延長コードを用意しておくことで、車内での電気機器の使用がスムーズに行えます。自宅で使用しているような家庭用ケーブルではなく、屋外用のケーブルを用意しましょう。

調理器具や食材の準備

RVパークにはキッチンがないことがほとんどです。そのため、ガスコンロや電気ケトルなど、簡単に調理できる器具を持っていくと便利です。また、長期滞在を考えている場合は、保存が効く食材を用意しておくと安心です。

寝具の準備

車中泊に慣れていない場合、寝具の準備が重要です。エアーマットや寝袋、枕などを用意して、できるだけ快適な寝床を作りましょう。車の座席をフラットにする工夫をすることで、より広々とした空間で眠ることができます。

RVパーク利用時のマナーと注意点

RVパークを利用する際は、他の利用者と快適に過ごすためのマナーを守ることが大切です。初心者にとって大切な点は、次のルールやマナーを守ることです

静かに過ごす

特に夜間は、他の利用者の迷惑にならないよう、音楽や車のエンジン音に気を付けましょう。静かな環境で過ごすことは、全ての利用者にとって大切です。

ゴミの処理

ゴミは指定された場所に捨てるか、持ち帰ることが基本です。各RVパークでゴミの処理方法が異なるため、事前にルールを確認し、それに従いましょう。

設備の使い方を確認する

RVパークは限られたスペースを共有する場所です。電源や水場の使用方法は事前に確認し、正しく使うようにしましょう。

RVパークでの長期滞在の楽しみ方

RVパークは短期間の利用だけでなく、長期滞在にも適しています。長く滞在することで、地元の観光や自然をより深く楽しむことができます。

地元の観光を楽しむ

RVパークの多くは観光地の近くにあり、観光と車中泊を組み合わせることができます。日中は観光を楽しみ、夜はRVパークでリラックスするのがおすすめです。

リラックスタイム

RVパークの充実した設備を活用し、読書や映画鑑賞など、リラックスした時間を過ごすこともできます。自宅で過ごすように、ゆっくりとした時間を楽しむのも魅力です。

まとめ

RVパークは、初心者でも安心して車中泊キャンプを楽しめる施設です。設備が整っており、快適さと安全性が確保されているため、初めての車中泊でもストレスなく楽しむことができます。ぜひこの記事を参考にして、あなたもRVパークでの車中泊キャンプを楽しんでみてください。

RVパークは、車中泊初心者でも手軽に利用できる宿泊施設であり、安全性や設備の充実度が魅力です。初めて車中泊やキャンピングカーでの旅をする方にとって、RVパークは快適な宿泊先としておすすめです。